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2025.10.02

操作パネル彫刻とは?|使いやすさと安全性を高める加工のポイント

 

製造現場や制御機器に欠かせない「操作パネル」。
スイッチやボタンが並ぶそのパネルに、機能を示す文字や記号がどう刻まれるかは、作業効率や安全性に直結します。

 

この記事では、操作パネルにおける「彫刻加工」とは何か、そのメリットや調達時のポイントをわかりやすく解説します。

 

  1. 1.操作パネル彫刻とは?

操作パネル彫刻とは、制御盤や装置のパネルに文字や記号を刃物で直接刻み込む加工のことです。
印刷やシールとは異なり、摩耗に強く、長期間使用しても消えにくい恒久的な表示を実現できます。

  • ・使用対象:制御盤、機械装置の操作パネル、計測機器の前面パネルなど
  • ・加工対象素材:アルミ、鉄、真鍮、ステンレス、樹脂、塗装品

 

  1. 2.なぜ操作パネルに彫刻が必要なのか?

★ 誤操作を防ぐ

スイッチやボタンの役割を明確に表示することで、操作ミスによる事故やトラブルを防止。

★ 摩耗や薬品に強い

工場現場では手袋・油・薬品などにさらされることも多く、印刷ではすぐに消えてしまうことがあります。彫刻なら、長期間でも視認性を維持。

★ 視認性が高い

深さを持たせた彫刻は光の陰影で見やすく、塗色(白入れ・黒入れ)を加えればさらに明確になります。

★ 長期的な信頼性

製造装置や制御盤は10年以上使われるケースも多く、パネル表示が消えないことは品質保証の一部と言えます。

 

  1. 3.操作パネル彫刻の代表的な加工ポイント
  • ・文字サイズ・フォント
     視認性の高い書体・サイズを選ぶことで、作業者が直感的に操作可能。
  • ・彫刻位置
     どこに文字や記号を刻むか、レイアウトが正確であることが重要。
  • ・塗色処理(白入れ・黒入れなど)
     背景色とのコントラストを高め、暗所や油汚れがある環境でも見やすさを確保。
  • ・素材選び
     アルミは加工性が高く軽量、ステンレスは耐食性に優れるなど、用途に合わせた選定が必要。

 

  1. 4.設計・調達の際に知っておきたいこと

操作パネル彫刻をご依頼いただく際に、最低限ご用意いただきたい情報は以下の通りです。

  • ・文字内容(彫刻する文字・記号)
  • ・文字サイズやフォント(視認性に関わる部分)
  • ・彫刻位置(どこに刻むか、レイアウトや座標)

 

彫刻の深さや加工条件は、材質や表面処理の状態を確認したうえで、当社の作業者が最適に設定します。
そのため、細かい仕様の指定は不要で、安心してお任せいただけます。

 

また、操作パネルは1点ものから小ロット生産まで幅広く、柔軟に対応できる加工先を選ぶことが調達担当者にとって大切なポイントとなります。

 

  1. 5.操作パネル彫刻のご相談は長友製作所へ

長友製作所では、樹脂・アルミ・鉄・真鍮・ステンレス・塗装品といった幅広い素材に対応した操作パネルの精密彫刻加工を行っています。

  • ・CNC彫刻機による高精度かつ均一な仕上がり
  • ・文字・目盛り・記号を正確に再現
  • ・小ロット・試作から量産まで柔軟に対応
  • ・塗色処理や追加工も含めた一貫対応

 

「消えない操作パネルを作りたい」「誤操作を防ぐ視認性の高いパネルが必要だ」
そんなときは、ぜひ長友製作所にご相談ください。

 

この記事を書いた人

名前:代表取締役 長友慶太