― 透明樹脂の旋盤加工から組立まで一貫対応 ―
前回ご紹介したポリカーボネート製管球ホルダに続き、
今回はその筒部品(Φ85 × 161mm)とホルダを組み合わせたアッセンブリ製品の製作事例です。
高い透明度と寸法精度が要求される構造で、旋盤による精密切削から組立・確認までを自社で一貫対応しました。
仕様(本事例)
- ・素材:ポリカーボネート(透明)
- ・寸法:Φ85 × 161mm(筒部)
- ・加工方法:旋盤による精密切削
- ・組立方法:支給ビスによる固定組立(組立・確認は弊社対応)
- ・用途:光学機器・分析装置向けの管球ユニット部品
★特長・加工ポイント
- ・筒部とホルダの嵌合精度を重視した設計
旋盤加工により筒部の内外径を高精度に仕上げ、
両部品のねじ位置・はめ合い精度・面取り寸法を整合。
組立時に「がたつき」や「隙間」が発生しないよう管理し、
実際の組付け後には固定状態・寸法精度・外観まで確認しています。
- ・透明樹脂の白化を防ぐ切削とエアーブロー処理
透明樹脂は切削熱による白化が起きやすいため、
加工中はエアーブローを多用し発熱を抑制。
切削条件の最適化と工具管理を徹底することで、
滑らかで透明感のある仕上がりを実現しました。
- ・支給ビスを用いた確実な組立作業
組立は弊社内で実施し、トルク・位置ズレ・がたつきの確認まで行っています。
支給材のビスでも安定した固定が得られるよう、ねじ穴加工の精度を確保しました。
★想定される利用シーン
- ・光学機器・分析装置の管球ホルダ・カバー部品
- ・計測・検査装置の透明筒構造ユニット
- ・試作評価・研究開発用の透明アセンブリ製品
- ・少量多品種の樹脂構造部品・ユニット組立
★大田区で透明樹脂の旋盤加工・組立をお探しの方へ
当社は大田区を拠点とする樹脂加工・組立対応工場です。
ポリカーボネート・アクリル・ABSなどの精密切削から、
筒部・ホルダ部の組立・確認まで一貫して対応しています。
- ・旋盤による透明樹脂の精密切削技術
- ・エアーブローを活用した白化防止加工
- ・支給部品を含むアッセンブリ対応
- ・小ロット・試作から量産まで柔軟に対応
透明樹脂を使用した光学・分析装置部品の精密加工・組立なら、ぜひ当社へご相談ください。