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2025.11.08

工業彫刻とシルク印刷の違い|表示加工を自社で完結できる理由

制御盤や装置のパネル、銘板、計測器の目盛りなど、
製品を安全に・正確に扱うために欠かせないのが「表示加工」です。

 

その中心となるのが、工業彫刻シルク印刷
どちらも「文字や図柄を入れる加工」ですが、
目的や環境によって最適な方法は異なります。

 

長友製作所では、この2つの表示加工をすべて自社で対応しています。
この記事では、それぞれの特長と、内製化による安心感についてご紹介します。

 

 

  1. 1.工業彫刻とは?──「削って刻む」耐久性の高い表示加工

工業彫刻は、刃物で素材表面を直接削り、文字や線を立体的に刻み込む加工です。
印刷やシールとは異なり、摩耗や薬品、経年変化に非常に強く、
長期使用でも消えない表示を実現します。

項目

工業彫刻の特長

加工方法

刃物で直接削る(切削)

対応素材

樹脂・アルミ・真鍮・ステンレスなど

表現

深さのある立体的な表示(白入れ・黒入れ可)

耐久性

非常に高い(擦れ・薬品・熱に強い)

主な用途

銘板・操作パネル・目盛り・キートップなど

設備の操作性・安全性に直結するため、
工場設備や制御盤などで最も信頼性の高い表示方法とされています。

 

 

  1. 2.シルク印刷とは?──「塗って載せる」美観と表現性に優れた加工

シルク印刷(スクリーン印刷)は、版を通してインクを素材表面に転写する方法です。
多色印刷やロゴ・マークの表現など、デザイン性の高い表示に適しています。

項目

シルク印刷の特長

加工方法

版を通してインクを転写

対応素材

樹脂・金属・塗装品など

表現

カラー・細線・ロゴ・マークなど自由度が高い

耐久性

使用環境により変化(トップコートで補強可)

主な用途

操作パネル・銘板・企業ロゴ・注意表示など

特に、外観品質やブランド性を重視する製品で多く採用されます。
視認性が高く、量産にも適した加工方法です。

 

 

  1. 3.「長友製作所なら両方できる」という安心感

多くの加工会社では、彫刻と印刷を別々に外注しています。
その場合、仕様変更や追加注文のたびに
複数の業者間でデータや試作を調整する必要があり、
納期や品質にばらつきが出やすいのが現実です。

長友製作所では、工業彫刻とシルク印刷の両方を社内で完結
デザイン・加工・検査までを自社で一貫管理しています。

★ 自社一貫のメリット

  • ・彫刻・印刷いずれの加工も一社で相談可能
  • ・試作から量産までスピーディーに対応
  • ・加工間の仕上がり差を社内で統一管理
  • ・再注文・追加対応も短納期で柔軟に

 

 

  1. 4.素材と用途に合わせた最適な提案

当社では、使用環境・目的・素材に応じて、
最も適した加工方法をご提案しています。

用途

推奨加工

コメント

制御盤パネル・銘板

工業彫刻

長期使用でも文字が消えない耐久性

操作パネル・ロゴ表示

シルク印刷

美観・カラー表現に優れる

計測器・スケール・目盛り

工業彫刻

精度が求められる表示に最適

「どちらが良いかわからない」「素材や用途から相談したい」
という場合でも、経験豊富なスタッフが最適な方法をご案内します。

 

 

  1. 5.まとめ|表示加工をまとめて任せられる安心感

長友製作所では、
樹脂・金属・塗装品などあらゆる素材に対して、
工業彫刻とシルク印刷の両方を自社で対応しています。

  • ・表示加工を外注せずに完結できる一貫体制
  • ・彫刻・印刷の特長を理解したスタッフによる最適提案
  • ・単品・試作から量産まで柔軟対応

「彫刻も印刷も、まずは長友に相談してみよう」
そう思っていただけるよう、確かな品質と対応力でお応えします。

 

この記事を書いた人

名前:代表取締役 長友慶太