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2026.03.17

ガラエポのグレードとは?|G-10・G-11・FR-4などの違いを解説

 

 

 

ガラエポ(ガラスエポキシ積層板)には、実はさまざまなグレードが存在します。

用途によって

  • ・耐熱性
  • ・難燃性
  • ・材料構造

などが異なるため、適切なグレードを選定することが重要です。

 

この記事では、ガラエポの代表的なグレードについてJIS規格およびNEMA規格の呼称をもとに解説します。

 

 

 

ガラエポのグレード一覧

ガラエポは、JIS規格(JIS K 6912)では以下のように分類されています。

 

 

JIS呼称

NEMA呼称

特徴

EL-GEM

G-10

ノーマルグレード

EL-GEH

G-11

耐熱グレード

EL-GEF

FR-4

難燃グレード

 

それぞれ特徴を見ていきます。

 

 

ノーマルグレード(G-10)

JIS呼称:EL-GEM

ガラエポの標準的なグレードです。

難燃性はUL94 HB を満たします。

HBは難燃グレードではありませんが、
一般用途では広く使用されている材料です。

 

 

耐熱グレード(G-11)

JIS呼称:EL-GEH

G-10と同じガラスエポキシ系材料ですが、
耐熱性を向上させたグレードです。

難燃性はUL94 HBノーマルグレードより高温環境で使用されることがあります。

 

 

難燃グレード(FR-4)

JIS呼称:EL-GEF

ガラエポの中でも難燃性を持つグレードです。

難燃性はUL94 V-0電子機器や電気部品でよく使用される材料です。

 

 

CEM-3とは?

CEM-3は、FR-4と似た用途で使われる材料です。

一般的なガラエポはガラスクロス(ガラス繊維の布)+エポキシ樹脂】で作られています。

一方CEM-3はガラスコンポジット材+エポキシ樹脂】という構造になっています。

 

特徴として

  • ・FR-4より安価
  • ・難燃性 UL94 V-0

といった点があります。

 

 

NEMA規格とは

NEMA規格とは、アメリカ電機工業会(National Electrical Manufacturers Association)

によって標準化された材料規格です。

 

ガラエポ材料では

  • ・G-10
  • ・G-11
  • ・FR-4

といった呼び方がNEMA規格に基づいています。

 

 

UL94とは

UL94は、プラスチック材料の燃焼性を評価する規格です。

難燃性の等級は以下のように分類されています。

 

高い

5VA
5VB
V-0
V-1
V-2
HB


低い

 

HBは一般グレードの燃焼等級になります。

材料選定の際には、「UL94のV-0を満たしているか」など、
難燃等級を確認されるケースがあります。

 

 

まとめ

ガラエポには用途に応じてさまざまなグレードがあります。

主なグレードは

  • ・G-10(ノーマルグレード)
  • ・G-11(耐熱グレード)
  • ・FR-4(難燃グレード)

また用途によってはCEM-3などの材料が使われることもあります。

 

材料選定では

  • ・耐熱性
  • ・難燃性
  • ・コスト

などを考慮して適切なグレードを選ぶことが重要です。

 

 

加工のご相談について

長友製作所では、

  • ・G-10
  • ・G-11
  • ・FR-4
  • ・CEM-3

など、ガラエポ系材料の加工実績があります。

ガラエポ加工でお困りの際はお気軽にご相談ください。

 

この記事を書いた人

名前:代表取締役 長友慶太