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2025.09.20

工業彫刻とは?|銘板・パネル・目盛り加工に欠かせない精密彫刻技術

製造現場や製品設計において、銘板・操作パネル・キートップ・定規・ダイヤルなどに欠かせないのが「工業彫刻」です。
これらの部品に必要なのは、装飾ではなく消えない文字や正確な目盛り、使いやすさを高める精密マーキングです。

 

この記事では、工業彫刻の基本と、銘板・パネルなどで求められる加工ポイントをわかりやすく解説します。

 

  1. 1.工業彫刻とは?

工業彫刻とは、樹脂や金属(アルミ・鉄・真鍮・ステンレスなど)に文字・数字・記号・目盛を刻み込む加工技術です。
印刷やシールとは異なり、長期使用でも消えない恒久性の高いマーキングが可能です。

 

特に操作性や安全性に直結する部品に用いられ、工場設備・計測機器・制御盤など幅広い業界で欠かせない技術です。

 

  1. 2.工業彫刻が使われる代表的な部品
  • ●銘板
  • ・機械や装置の仕様・型番・会社名を刻む
  • ・長期使用でも読みやすさを維持

 

  • ●パネル(制御盤・操作盤)
  • ・スイッチ・ボタンの機能表示
  • ・誤操作防止に不可欠

 

  • ●キートップ
  • ・キーボードや操作キーの文字彫刻
  • ・印刷と違い、長期間使っても文字が消えにくい

 

  • ●定規・スケール
  • ・正確な寸法を刻むことで測定精度を担保
  • ・樹脂やアルミ製定規に広く使用

 

  • ●目盛・ダイヤル
  • ・メーターや操作つまみの目盛り
  • ・加工精度が使用感や信頼性に直結

 

3.工業彫刻の主な技法

 機械彫刻(切削彫刻)

  • ・エンドミルやカッターで直接削り込む方法
  • ・樹脂・金属いずれにも対応可能
  • ・深さを持った刻印で摩耗に強い

 

  1. 4.印刷ではなく彫刻が選ばれる理由
  • ・摩耗や擦れに強い(現場で長年使う部品でも消えない)
  • ・耐薬品性(溶剤や油に触れても文字が消えない)
  • ・視認性が高い(深彫りでコントラストを確保)
  • ・高精度な目盛り加工が可能(計測器やダイヤルに必須)

 

  1. 5.工業彫刻のご相談は長友製作所へ

長友製作所では、樹脂・アルミ・鉄・真鍮・ステンレス・塗装品を対象にした工業彫刻に対応しています。

  • ・銘板・操作パネル・キートップ・定規・目盛り・ダイヤルなど幅広い加工実績
  • ・切削彫刻による高精度加工
  • ・1点ものから量産まで、短納期対応可能

「消えない文字を入れたい」「操作パネルをわかりやすくしたい」「正確な目盛りを刻みたい」
そんなご要望があれば、ぜひご相談ください。

この記事を書いた人

名前:代表取締役 長友慶太